税務会計三直線

税務、会計、経営について主に書いていきます。

役員退職金 金額をいくらに定めるか!

1、 役員退職金規程に基づき支給する。
2、 不相当に高額でないこと。

 税務調査で否認されない為にはこの2つを守る
ことです。

 では、具体的にどのくらいの金額なら妥当なのか

 ヾ靄榲な算式

 適正報酬月額X役員在任年数X功績倍率=役員退職金

 以上のような算式で計算された退職金が損金算入限度額
と考えて、役員退職金規程を作れば大丈夫だと思います。

◆‥正報酬月額

 適正報酬月額とは、概ね、最終報酬月額か、退職前
6か月間の平均を取るか、
 又は、退職前が病気などで大巾に減額された給与ならば、
減額前の標準的な給料を適正報酬月額としても許される
でしょう。

 役員在任年数

 これは取締役として就任してからの経過年数ですから
難しくないですね。ただ、従業員時代の勤続年数は入りません。
従業員には従業員としての「退職規程」があります。

ぁ仝傔喃槊

 功績倍率は、各企業で様々に定められていますが、
税務官署が考えている、否認されない安全な倍率は

 会長、社長  専務  常務  取締役  監査役

  3.0  2.5  2.3  2.0  2.0

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 税務官署が認めている「弔慰金」は次の通りです。

 業務上の死亡の場合 適正報酬月額X36ケ月

 業務外死亡の場合  適正報酬月額X6ケ月