税務会計三直線

税務、会計、経営について主に書いていきます。

荒利益率を悪化させる原因

 私たちが事業を行う上で重要なことは、
 
  如何に利益を上げるか!
  如何に安全な財務を築いていくか!

でしょう。

 その中でもまず大切なのは収益です。

 利益が上がらない経営はじりじりと財務を悪く
していきます。

 そして、その収益の中でも一番重要なのが
荒利益であると、今まで書いてきました。

 荒利益は2つに分けられます。

 一つは荒利益率。

 これは商売によって大体決まっています。
 飲食店なら65%、ブティックなら40%、
という風に。

 業界の平均と比較してみたり、又、その会社の
経営姿勢によっても利益率はかなり異なったり
しますから、その会社の過去との比較を見たり
します。

 ブティックが40%と言っても、バーゲンを
繰り返せば30%まで落ちるか、或いは、28%
位の荒利益率になるかも知れません。
 更に、流行を見誤って山のような売れ残り商品
を抱えたら赤字になってしまいます。

 青果店なども如何にロスを無くすかにかかって
います。

 定価で売りきれば40%近くの荒利率が取れる
かも知れませんが、段々、鮮度が落ちて値引き販売
し、それでも売れ残れば廃棄する羽目になるでしょう。

 そうすると、最終的に22%か、良くて28%位
の荒利益率になるわけです。

 荒利益率を悪くする原因は、

  値引き販売
  売れ残り商品、不良在庫の発生
  高値仕入

 等が主な原因ですが、これらを良く管理して、
荒利益率が悪くならないように工夫します。