税務会計三直線

税務、会計、経営について主に書いていきます。

年の始めに事業主貸、借勘定を元入金勘定に必ず振替えること!

1、 年末に決算を終了すると、個人事業のB・Sは次のようになって
いる筈です。
                  平成20年12月31日現在
  資産の部              負債・資本の部
    
 事業主貸  3,800,000   事業主借    580,000
                   元入金   5,600,000
                   青色控除前
                   の所得金額 4,500,000

2、 前年の決算の事業主貸、事業主借勘定の数字を翌年の始めに必ず
「元入金」勘定に振替ます。

 仕訳は次の通りです。

平成21年1月
 
 事業主借   580,000    元入金     580,000

 元入金  3,800,000    事業主貸   3,00,000

3、すると、次のようにB/Sが変わります。

 資産の部               負債・資本の部

 事業主貸         0     事業主借          0
                    元入金   6,880,000

4、このように、元入金勘定の増減を年の始めに行って、事業主貸・借勘定
  を0円から開始します。

  これは非常に大事なことなので、必ず、実行して下さい。
  
  何故、大事なのか次回説明します。