今年の景気が去年より一層悪くなると予測する最大の
理由は、今回米国が世界に売った金融商品の損害が
未だにはっきり浮かび上がってこない為に、実体
経済にどこまで影響が及ぶのかはっきりしないこと
だと思います。
輸出企業の中間決算の発表は大分下方修正しましたが、
09/03の本決算は更に悪くなり、対応がまずいと10/03は
予想もつかない数字になるという予感があります。
円は1995年につけた最後のサポートライン、
79.75円を割り込む恐れもあります。
想定値を70円まで上げる必要があるかも知れません。
110円を想定した円が70円まで上がると、150万円
の売り値の製品を95万円で売らないとなりません。
この値段で利益を出すのは不可能でしょう。
例え、リストラしても、外注、材料を押さえ込み、経費
を圧縮しても、今までの体制では無理だということです。
では、どうするか!
発想の転換、技術革新、しかないということでしょう。
これに成功した企業が次の覇者になる!これです。
面白いですねぇ。
我々のような中小企業でもこれは当てはまります。
今までのやり方を漫然と続けていては利益が出ません。
発想の転換をしなくてはなりません。
私も色々と営業戦略を考えています。
これ程先行きについて考えた正月もありません(笑)
今まで日本は何度もこうした円高を乗り越えてきました。
今回もきっと乗り越えると確信しています。
ただ、乗り越えた先の経済の世界はガラリと変わっている
可能性があります。勝者と敗者と。