近年、とみにキャッシュフロー計算書の重要性が叫ばれて
います。
います。
私もお客様に対する財務諸表の説明の中でも、特に重視
しています。
何故、キャッシュフロー計算書を重視するのでしょうか?
色々な本にも書いてありますが、1990年にバブルが
弾けて事業拡大は極めて難しい時代になってきたからです。
戦後から1990年までは土地は値下がりしないもの、
という神話がありました。
しかし、1990年を境に日本経済の流れが変わりました。
変わったというより、がらりと全く別の経済体制になって
しまった、という認識の方が適切かも知れません。
経済の規模は縮小し続け、物の値段は下がる一方、借金を
して投資をするなんて余程の採算が見込めない以上、無謀な
ことになりました。
P/Lだけ見ていては分からない部分が沢山あります。
損益だけではなく、資金面の管理をしていかないと、経営
が思わぬ苦境に陥ることになります。
有利子負債を増やさない、物を持たない経営です。