税務会計三直線

税務、会計、経営について主に書いていきます。

リース取引か?購入か?どちらが有利か?

 現金で購入か、借入金又はリースの購入かで考え方が違って
きます。

 現金が沢山あるのにわざわざ利息のかかるリース取引にする
必要はないでしょう。
 現金買いが一番です。

 借入金の枠があまりない会社はリース取引を利用することに
よって、運転資金の借入枠の確保を狙います。


 最大の利用法は耐用年数の圧縮だと考えます。

 例えば、法定耐用年数10年の機械を7年のリースにすれば、
3年も耐用年数の圧縮に成功します。

 ただ、圧縮の限度があります。

リース期間の下限

 1,耐用年数が10年未満の場合 耐用年数の70%(端数切捨て)
 2,耐用年数が10年以上の場合 耐用年数の60%(端数切捨て)

リース期間の上限

  耐用年数の120%(端数切上げ)

(例)
  上記の10年の機械の場合は適正リース期間は
  (下限:10年*60%=6年 上限10年*120%=12年)
  適正リース期間=6年~12年
 となります。